浮石や転石が落下する恐れのある場合に柔軟で強度の高いワイヤーロープを 縦・横ロープを格子状に斜面に添わして張り、交点にアンカーを設置し、 浮石や転石が落下に至らない様に初期始動を防止する工法です。

落石の誘導を目的とし、最上部に支柱を設置しポケット部を形成し、転石の落石時の 運動エネルギーを防護網自体が変形することで吸収・誘導する落石対策工です。

変形自在な金網型枠を法面上に固定し、モルタル及びコンクリートを吹付け、 切土のり面・自然斜面を連続した枠で固定する工法です。

高強度の鋼材を安定基盤内に引張材を挿入し、 定着させて鋼材の引張強さを利用し、地滑り活動力に対抗する工法で、 抑止杭や土留め壁と組合せて用いる場合もあります。

軟岩で落石の危険性が無く、自然植生が困難な場所に金網を張付け、 有機基材を3～8cm吹付を行い緑化する工法です。

地滑りの原因となる地下水を取り除く為に、 地滑りを起しやすい場所に深い井戸（集水井3.5～4m）を掘って 集水ボーリングにて、地下水を集水井に集め、横ボーリング孔を利用して 斜面下方の地表面に自然排水し、地滑り運動を緩和させる工法です。